初・宮部みゆき

映画『ブレイブストーリー』も始まるし、
何かと話題の宮部みゆき先生の本を杜猫ちゃんにお借りしました。
(つーか、無礼部って一発変換されるMyパソって一体w)


この「堪忍箱」は8篇の時代短編小説。
やっぱ、数々の賞を受賞してるだけあって、文章が上手です。
私が気に入ったのは「十六夜髑髏」と「砂村新田


十六夜髑髏」は、両親を失って小原屋で働くことになったふきが、
先輩女中から、この店には不思議なことがあると聞きます。
月見の頃にわかる不思議なこととは何だったのかってお話。


砂村新田」は、地主の家の通いの女中となった十二歳のお春が、
お使いに出た帰り、市太郎という男に声をかけられ、
母のお仲が達者かを尋ねられます。実はその男は…というお話です。


江戸時代って興味のない時代なのですが、すらすらと読めて気持ちよかったです。
ただ、あまりにも短編過ぎて微妙だったかも。
物語の中にのめりこんで、周りが気にならなくなるくらいに読むのが好きな私は、短いと入りきれないと不完全燃焼になります。
なので、面白かったですが70点くらい(偉そうかなo(^^;)o)
今度は1冊丸ごとお話しのようなものを読んでみたいです。